2013年12月18日星期三

PC電源のコンデンサ

電源の寿命は、コンデンサの寿命

FSP400-60THN-P電源には、コンデンサが使われています。コンデンサは、電圧を一定にする役割があり、必要不可欠な部品です。コンデンサには様々な種類がありますが、電源には、中身に電解液が入った電解コンデンサが使われており、使用に伴い劣化していきます。また、使用環境の温度によって劣化の速さが異なり、寿命が変わってくる特徴があります。 

電源の寿命はコンデンサの寿命と同じと言っていいくらいであり、電源に高品質な耐久性が高いコンデンサが使われている方が望ましいです。

品質に定評がある日本製コンデンサ

コンデンサは、日本に限らず、他の国のメーカーでも製造されていますが、特に日本製のコンデンサの品質の高さには定評があります。日本のものづくりの強みが発揮し、日本製のコンデンサは、電源に限らず様々な PC パーツに使われています。

                   

もし、品質の高さを重視して電源を選ぶなら、日本製コンデンサが使われているかどうかは、確認しておいた方が良いです。ただし、いくらコンデンサの品質が高くても、コンデンサ以外の部品の品質が悪ければ、その部品が原因で早い寿命を迎えてしまうかもしれませんし、一部だけ日本製コンデンサが使われているだけなのに、日本製コンデンサ使用を売り文句にしている電源もありますので、参考程度にしておく方が良いです。

推定寿命の長さに期待できる105℃電解コンデンサ

電解コンデンサには、耐久温度別に85℃電解コンデンサと105℃電解コンデンサの2種類があります。85℃や105℃といった高温な環境でパソコン(電源)は使われる事はまずないので、どちらでも良さそうですが、電解コンデンサは温度による劣化が主因であるため、寿命時間はアレニウスの法則に従う事が知られています。

アレニウスの法則は、使用環境の温度が10℃下がるごとに寿命時間が2倍になるという法則であり、85℃電解コンデンサの仕様で、耐久温度85℃における寿命時間が1000時間と保証されているのであれば、75℃で2000時間、65℃で4000時間と寿命時間を推定できます。

105℃電解コンデンサの仕様で、耐久温度105℃における寿命時間が1000時間と保証されているのであれば、同様に95℃で2000時間、85℃で4000時間、75℃で8000時間と寿命時間を推定できます。

耐久温度において保証されている寿命時間はコンデンサによって異なり、アレニウスの法則に従って推定通りに寿命時間が延びる事が保証される訳ではありませんが、同じ使用環境の温度でパソコン(電源)を使うなら、105℃電解コンデンサの方が長寿命である事が期待できます。

もし、パソコン(電源)を、温度が高い環境(冷房が効いていない夏場の部屋等)で使用したり、発熱量が高い高性能なパソコンとしてFSP400-60THN-P電源を使用するなら、105℃電解コンデンサが使われている電源を選ぶのが望ましいです。

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