HPのオプションに「スティックDCアダプター4320s」があります。決して小さなDCアダプターではないのですが、細長く携帯に便利なように作られています。そして、このDCアダプターには充電用のUSB端子が2つ付いています。これを使えば、旅行先などで携帯電話などの充電が可能となるため、荷物を減らせます。あまりに便利そうなので、このスティックDCアダプターが発売されるとすぐに購入しました。以前からこのコラムでも紹介しようかと考えたのですが、HP持っていない人にはまったく意味のない商品なので、オススメするというわけにもいきませんでした。
ではなぜ、このHP ProBook 4320s アダプターの話にしたかというと、「節電」について調べていて、DCアダプターの効率には意外に大きな違いがあることが分かったからです。
「効率」というのは、入力電力と出力電力の比です。つまり、コンセントから入った電力に対して、どれだけ多くの電力を出せるかです。また、入力電力と出力電力の差を「損失」といいます。通常、電源装置には、さまざまな回路部品があり、それらを動かすための電力も必要なので、効率は100%になることはありません。
前述HP ProBook 4320s の場合、本体と一緒に購入した標準DCアダプターは、110Wの入力に対して91.65Wの出力があり、その効率は83%です。ところがスティックDCアダプターの効率は、61%しかありません。それで気になって、身の回りにあるDCアダプターの効率を調べて見ることにしました。
調べてみると効率は意外と違っていました。低いものでは18%とかなり悪く、入力した電力の8割以上が無駄に捨てられることになります。前述のHP標準のDCアダプターの効率は、筆者の手元にあるDCアダプターの中では優秀な値で、それより劣るスティックACアダプターの効率も、それほど悪くないようです。
これを出力電力と効率でグラフにすると全体的な傾向が見えてきます。つまり、出力電力の小さなものほど効率が低いという傾向です。特に出力電圧が5Vになっているスマートフォンや携帯電話用のDCアダプターは、出力が10W以下で、効率は30%以下という結果です。
こうした機器の常として、小さなものにすれば、効率などが犠牲になります。スマートフォンなどの小型機器では、やはりHP ProBook 4320s アダプターも小型である方がいいと考えるユーザーは多く、そのために効率が犠牲になっていたのです。
ただし、出力電力が小さいので、失われるエネルギーである「損失」も大きくありません。出力が10W程度のDCアダプターでは、15~16Wが損失になります。
ではなぜ、このHP ProBook 4320s アダプターの話にしたかというと、「節電」について調べていて、DCアダプターの効率には意外に大きな違いがあることが分かったからです。
「効率」というのは、入力電力と出力電力の比です。つまり、コンセントから入った電力に対して、どれだけ多くの電力を出せるかです。また、入力電力と出力電力の差を「損失」といいます。通常、電源装置には、さまざまな回路部品があり、それらを動かすための電力も必要なので、効率は100%になることはありません。
前述HP ProBook 4320s の場合、本体と一緒に購入した標準DCアダプターは、110Wの入力に対して91.65Wの出力があり、その効率は83%です。ところがスティックDCアダプターの効率は、61%しかありません。それで気になって、身の回りにあるDCアダプターの効率を調べて見ることにしました。
調べてみると効率は意外と違っていました。低いものでは18%とかなり悪く、入力した電力の8割以上が無駄に捨てられることになります。前述のHP標準のDCアダプターの効率は、筆者の手元にあるDCアダプターの中では優秀な値で、それより劣るスティックACアダプターの効率も、それほど悪くないようです。
これを出力電力と効率でグラフにすると全体的な傾向が見えてきます。つまり、出力電力の小さなものほど効率が低いという傾向です。特に出力電圧が5Vになっているスマートフォンや携帯電話用のDCアダプターは、出力が10W以下で、効率は30%以下という結果です。
こうした機器の常として、小さなものにすれば、効率などが犠牲になります。スマートフォンなどの小型機器では、やはりHP ProBook 4320s アダプターも小型である方がいいと考えるユーザーは多く、そのために効率が犠牲になっていたのです。
ただし、出力電力が小さいので、失われるエネルギーである「損失」も大きくありません。出力が10W程度のDCアダプターでは、15~16Wが損失になります。
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