1.蛇足ですが、頻繁に買いなおさないために、LENOVO ACアダプタの経年劣化と品質についてご説明します
【電圧】普通、これからお求めになるACアダプタの電圧は元々使用していたACアダプタの電圧と同じものでなければなりません。その電圧は元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。例えば、6Vとか、12Vのような表示があるはずです。
【電流】皆さんが悩むのは電流でしょう。電流も元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。1Aとは2.5Aのような表示が電流諸元です。(中には電流値の代わりに電力値を表示しているものもあります。5Wとかのような表示ですが、この場合は電力値を電圧値で割り算をした答が電流諸元です。例えば5Vで6Wなら、6÷5=1.2で、1.2A という電流地になります。)お求めになるPWシリーズのACアダプタの電流値は元々使用していたACアダプタの電流値と必ずしも同じである必要はありませんが、同じ電流値か、それより大き目のモデルを選んでください。
出力コネクタの確認、【形状】多くのACアダプタにはDCプラグが使用されています。普通のDCプラグは1Aか2A、多くても3A程度までの電流しか流せません。イージーバイのACアダプタは更に大きな電流のものが多く、それらにはPower-DINコネクタが使用されています。その他、DINコネクタやMini-DINも少数ですがあります。各モデルの型番にはDCプラグならOC-01またはOC-01F、Power-DINならOC-34またはOC-34Bのようにコネクタの区別が含まれ、各モデルの詳細説明のページ左にひょ字されたコネクタ名をクリックするとコネクタの形状が明示されていますのでご確認ください。
イージーバイのDCプラグはセンター電極がフォーク(音叉)形状に作られていますが、外形が5.5mm径のプラグのセンター電極は2.1mmと2.5mm径があり、判断し難く、厳密には両者は異なりますが、非フォークタイプでは差し込むこともはできます。
【ピン接続=極性】DCプラグの場合には、センター電極にプラス電圧が接続されているかマイナス電圧が接続されているかの区別があります。Power-DINのような複数ピンのコネクタではプラス電圧やマイナス電圧がどのピンに接続されているかの区別があります。これらが異なれば、電圧値や電流値が正しく選ばれてもACアダプタを使用することはできません。
「購入したACアダプタを接続したが装置が動かない」と言われるお客様の場合、多くはこの接続を気にせずにお求めになっています。極性が異なれば装置を壊してしまうこともありますので、この点十分にご注意ください。
ピン接続は製品ラベルにも記載がないことが少なくありませんので不明な場合は装置の取扱説明書を調べたり、同じ装置をお使いの方に教えていただくなどしてご確認ください。
ここまでは、ACアダプタをお求めになるとき最低限確認して頂く必要がある要点をまとめました。以下に上記と重複する記載もありますが、更に少し説明をさせていただきます。ご参考になれば幸いです。
3.電流容量が十分かどうか分からない・・
【先ず実測】メーカの方々の場合は無関係なお話かもしれません。しかし、ご質問の中にはかなり同じようなご質問やご相談があります。専門的な設備を大量にご購入になって、そのACアダプタが2ヶ月もすると壊れはじめる・・とか、何度買いなおしても1年もすると装置の動作が不安定になる・・という類のお話です(幸い、私どものACアダプタではありませんが・・)。このような問題の原因は2つのことが絡んでいる可能性があります。一つは、ACアダプタの容量が不足している。もう一つは、ACアダプタの部品の質の問題です。これらは大量に売られているから問題あるないということではありません。このような場合、先ずどのような電流が負荷に流れるのか把握することが一番です。このようなご相談のとき思うのは、負荷電流が分からなくていろいろ試しても、解決はしないということです。
【電流不足】ACアダプタは簡単に利用できるため、安易な選択は一般利用者のみでなく、プロにも結構あります。特に、海外のメーカさんの中には上述のディレーティングを全く考慮していない(知らないのではないか?)使い方をしているものがあります。装置によっては一時的にかなり大きな電流を必要とするものもあります。モータ系の負荷が接続されている場合に初期駆動電流は定常状態より大きいのが普通です。その大きさはメカによって異なります。したがって、通常○○ワットの装置に○○ワットのACアダプタではうまくモータが回らないような問題が生じます。もし、そんな悩みをお持ちなら、2倍程度のACアダプタにしてみるとよろしいと思いますが、先ず、電流の実測をお勧めします。
【経年劣化部品】発熱が大きい使い方をしている場合、ACアダプタの内部の経年劣化部品の劣化は着実にかなり速く進みます。例えば、あまり高級でないメーカの部品や、メーカは良くても用途違いの部品を選定して作られたACアダプタで、その部品が規定の使用温度範囲ギリギリで動作したとしますと、回路によって、その部品は概ね1年ほどで特性のある要素が2割落ちます。そうなると、その後加速的に劣化が進みます。これを避けるには、良い部品を使ったACアダプタを選ぶ必要がありますが、外から判断はできません。また、ACアダプタは価格競争が激しいため、とかく値段だけで選んでしまいがちです、そのような場合、使用部品は推して知るべしの状況かと推測します。
【入力電圧】劣化の加速の面で多くは無いように思いますが・・、日本のAC電圧は100Vですが、この電圧は他の国々の電圧より低いですね。要するに下限近くの電圧です。それでも、負荷電流が少なければ十分動作できます。しかし、スイッチング式LENOVOアダプタは定電圧性能が高いので、電圧が低い分、回路は更に頑張って正規の電圧を出力し、正規の電流を出力しようとします。しかし、その電圧や電流を作る内部回路では入力電圧が下がった分を入力電流を増やして補い頑張ろうとします。電流が増えることは発熱が増えることになります。したがって、ギリギリで使えば益々厳しい動作条件になり、部品のグレイドが低ければACアダプタは劣化が速くなると言えるかもしれません。
ACアダプタには複数の経年劣化部品が使われています、経年劣化部品とは使用時間に従って性能が落ちてゆく部品で、いずれ機能しなくなります。この経年劣化部品はメーカの技術レベルによって大きな差があり、価格も大きく異なります。簡単に言えば、低価格製品にはそれなりの経年劣化部品が使用されているわけです。でも、新品の時は皆同じように良好に動作しますので、見抜きにくいのですが、寿命は大幅に異なります。ACアダプタの場合、低グレイド品は普通低価格ですが、そのような製品は1年以内に動作しなくなることもあるでしょう。
ACアダプタはコンセントに差し込まれれば内部はずっと通電されていますからから、劣化は時間とともに進みます、安全性の面でも要注意です。このことをまずご理解いただきたく思います。
イージーバイのADAPTERS.JPの ACアダプタが定評あるのは耐経年劣化を十分考慮して製造されているためでしょう。また、製造、品質の管理を行き届かせる必要から、ごく一部部品の下加工を除いて全ての組み立て、検査、エージングを台湾の自社工場で行っています。工場写真をご覧になりたい方は(株)シーティーエスのホームページをご覧ください。
本ご参考はご自身で納得いただける適切なACアダプタを上手にお選びいただけるよう書かせていただきました。それでも分からない事柄のご質問は、私どもに分かる範囲であれば喜んでお答えさせていただきます。
2.ACアダプタ選定のための諸元について【電圧】普通、これからお求めになるACアダプタの電圧は元々使用していたACアダプタの電圧と同じものでなければなりません。その電圧は元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。例えば、6Vとか、12Vのような表示があるはずです。
【電流】皆さんが悩むのは電流でしょう。電流も元々使用していたACアダプタの製品ラベルに記載されているはずです。1Aとは2.5Aのような表示が電流諸元です。(中には電流値の代わりに電力値を表示しているものもあります。5Wとかのような表示ですが、この場合は電力値を電圧値で割り算をした答が電流諸元です。例えば5Vで6Wなら、6÷5=1.2で、1.2A という電流地になります。)お求めになるPWシリーズのACアダプタの電流値は元々使用していたACアダプタの電流値と必ずしも同じである必要はありませんが、同じ電流値か、それより大き目のモデルを選んでください。
出力コネクタの確認、【形状】多くのACアダプタにはDCプラグが使用されています。普通のDCプラグは1Aか2A、多くても3A程度までの電流しか流せません。イージーバイのACアダプタは更に大きな電流のものが多く、それらにはPower-DINコネクタが使用されています。その他、DINコネクタやMini-DINも少数ですがあります。各モデルの型番にはDCプラグならOC-01またはOC-01F、Power-DINならOC-34またはOC-34Bのようにコネクタの区別が含まれ、各モデルの詳細説明のページ左にひょ字されたコネクタ名をクリックするとコネクタの形状が明示されていますのでご確認ください。
イージーバイのDCプラグはセンター電極がフォーク(音叉)形状に作られていますが、外形が5.5mm径のプラグのセンター電極は2.1mmと2.5mm径があり、判断し難く、厳密には両者は異なりますが、非フォークタイプでは差し込むこともはできます。
【ピン接続=極性】DCプラグの場合には、センター電極にプラス電圧が接続されているかマイナス電圧が接続されているかの区別があります。Power-DINのような複数ピンのコネクタではプラス電圧やマイナス電圧がどのピンに接続されているかの区別があります。これらが異なれば、電圧値や電流値が正しく選ばれてもACアダプタを使用することはできません。
「購入したACアダプタを接続したが装置が動かない」と言われるお客様の場合、多くはこの接続を気にせずにお求めになっています。極性が異なれば装置を壊してしまうこともありますので、この点十分にご注意ください。
ピン接続は製品ラベルにも記載がないことが少なくありませんので不明な場合は装置の取扱説明書を調べたり、同じ装置をお使いの方に教えていただくなどしてご確認ください。
ここまでは、ACアダプタをお求めになるとき最低限確認して頂く必要がある要点をまとめました。以下に上記と重複する記載もありますが、更に少し説明をさせていただきます。ご参考になれば幸いです。
3.電流容量が十分かどうか分からない・・
【先ず実測】メーカの方々の場合は無関係なお話かもしれません。しかし、ご質問の中にはかなり同じようなご質問やご相談があります。専門的な設備を大量にご購入になって、そのACアダプタが2ヶ月もすると壊れはじめる・・とか、何度買いなおしても1年もすると装置の動作が不安定になる・・という類のお話です(幸い、私どものACアダプタではありませんが・・)。このような問題の原因は2つのことが絡んでいる可能性があります。一つは、ACアダプタの容量が不足している。もう一つは、ACアダプタの部品の質の問題です。これらは大量に売られているから問題あるないということではありません。このような場合、先ずどのような電流が負荷に流れるのか把握することが一番です。このようなご相談のとき思うのは、負荷電流が分からなくていろいろ試しても、解決はしないということです。
【電流不足】ACアダプタは簡単に利用できるため、安易な選択は一般利用者のみでなく、プロにも結構あります。特に、海外のメーカさんの中には上述のディレーティングを全く考慮していない(知らないのではないか?)使い方をしているものがあります。装置によっては一時的にかなり大きな電流を必要とするものもあります。モータ系の負荷が接続されている場合に初期駆動電流は定常状態より大きいのが普通です。その大きさはメカによって異なります。したがって、通常○○ワットの装置に○○ワットのACアダプタではうまくモータが回らないような問題が生じます。もし、そんな悩みをお持ちなら、2倍程度のACアダプタにしてみるとよろしいと思いますが、先ず、電流の実測をお勧めします。
【経年劣化部品】発熱が大きい使い方をしている場合、ACアダプタの内部の経年劣化部品の劣化は着実にかなり速く進みます。例えば、あまり高級でないメーカの部品や、メーカは良くても用途違いの部品を選定して作られたACアダプタで、その部品が規定の使用温度範囲ギリギリで動作したとしますと、回路によって、その部品は概ね1年ほどで特性のある要素が2割落ちます。そうなると、その後加速的に劣化が進みます。これを避けるには、良い部品を使ったACアダプタを選ぶ必要がありますが、外から判断はできません。また、ACアダプタは価格競争が激しいため、とかく値段だけで選んでしまいがちです、そのような場合、使用部品は推して知るべしの状況かと推測します。
【入力電圧】劣化の加速の面で多くは無いように思いますが・・、日本のAC電圧は100Vですが、この電圧は他の国々の電圧より低いですね。要するに下限近くの電圧です。それでも、負荷電流が少なければ十分動作できます。しかし、スイッチング式LENOVOアダプタは定電圧性能が高いので、電圧が低い分、回路は更に頑張って正規の電圧を出力し、正規の電流を出力しようとします。しかし、その電圧や電流を作る内部回路では入力電圧が下がった分を入力電流を増やして補い頑張ろうとします。電流が増えることは発熱が増えることになります。したがって、ギリギリで使えば益々厳しい動作条件になり、部品のグレイドが低ければACアダプタは劣化が速くなると言えるかもしれません。
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